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がんばらなくても幸せになれる

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まろ君と中級馬場 動かなかった理由を再検証

昨日のレッスンは正直心が折れた。

前回に引き続き、馬場の真ん中で立ち尽くすのは辛い。

まろ君に騎乗して4年、あまりにも私の技術の進歩がないのでお小遣いを切り詰めて切り詰めて、毎週3鞍乗るようにしているのだが、何の発見も進歩もない。

多分手綱をプラプラにして、馬間距離を開けずに前の馬について行ったら、速歩はできただろうが、それでは全く私が動かしたことにはならない。

馬場でたった一人で乗ることになったらきっと全く動かせないだろう。

調教中もそうだった。メンバーさんが乗ったら速歩や駈歩まで出来る。私が騎乗した途端、明らかに拍車があたっているのに、まろ君は微動だにしない。

お腹に短鞭で思いっきり叩いたら動くが、そんな強引なやり方で動かしても、本当の意味で馬の理解や納得を引き出すことはできないだろう。

指導員にハミを受けて速歩をしたかった旨を伝えたら、自然でいいと言われた。

強い脚で押し切ってハミを受けさせたらきっと出来るだろうけど、馬は納得しないそうだ。

では、ビクともしないまろ君にどのようにアプローチすればいいだろうか。

私はどのような意識で騎乗すればいいだろうか。

メンバーさんの素晴らしい騎乗を見て、あんな風に乗りたいと心から思う。

その思いが強ければ強いほど、できない自分への苛立ちと焦りと情けなさでいっぱいになる。時にはその苛立ちがまろ君にも向いてしまう。

本当はまろ君が健康なだけで幸せなはずなのに。まろ君に乗れるようになりたいと思う私は身の程知らずなのだろうか。

今日は常歩ではハミを受けていたのだが、やはり脚の反応がいまひとつだった。その結果、後肢の動きがあまりよくなかったので、しっかりとハミに出すことができなかった。

他の馬に乗った時も同様だが、いつも馬を脚で前に出せない。

これは何故なのだろうか。

拳が強すぎるのか、脚の扶助が弱いのか、脚の当て方に問題があるのか。

 子供でも馬を動かせるので、力ではないのだろう。

まろ君の性格は頑固、強制的に何かをさせられることにとても反発する。

嫌なものは嫌なのだ。

昨日のようにハミを受けての速歩すること自体が嫌なのだとしたら、力で押し切っても本当の意味でまろ君の理解と納得を引き出すことは難しいということになる。

まろ君に本当の意味での納得と理解をしてもらうためには、まろ君が不快を感じないように誘導していく方法が最善の策だ。

さて、その最善の策とはどういうものだろうか。

まずは、まろ君が何に対して嫌がっているのかを明確にする必要がある。

脚の使い方はどんなのが嫌なのか。拳の使い方はどんなのが嫌なのか。座り方はどんなのが嫌なのか。扶助の組み合わせはどんなのが嫌なのか。

他の馬のどの馬にも全然乗れてないし動かせないんだから、そんなのが簡単に分かれば苦労しない。

原因も分からないし、対処法も分からない。何もかも何にも分からない。

だから本当に困る。

乗馬の問題は、答えがない。解決策は創造的に自分で見つけるしかない。

本当に私は乗馬のセンスがないのか。いつまで経っても進歩していない自分に苛立ちと情けなさを感じる。

でも、聖書に「神は耐えられないような試練にあわせることはことはなさらず、」

とある。だからきっとこの試練は私の成長に必要なものだ。

神様が与えてくれたのだ。

愛するまろ君に巡り会えたことに感謝しつつ、神を信じて、自分の弱さと戦い、今を全力で生きていこう。

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