隅角通過 深く廻る
敬愛する先生のレッスンではかなりかなりうるさく隅角通過をきっちり深く廻る事を注意される。
始めのうちは何故そんなに隅角通過にこだわるのか分からなかった。
最近やっとその理由がわかった。
隅角通過をきっちり回れない様なコントロールでは、3級取得など夢のまた夢だという事だ。
逆に言えば隅角通過をきっちり出来れば、3級取得はかなりの確率で合格できるという事だ。
隅角通過をきっちりまわるには、馬の前後のバランスが後ろ重心になっていて、かつ左右のバランスも内側に倒れ込まない様にしておかねばならない。
前後のバランスを起こすには、後肢の踏み込みをさせること。後肢の踏み込みのためには自分の脚に反応させる、脚をしっかり使う。指導員は騎座も使うのだそうだ。
しかし私の脚は全く効き目がなく、騎座を使うと言われてもどこをどんな風に使うのかさっぱり分からない。
因みに坐骨と騎座は違うらしい。
騎座は腰から膝ぐらいまでのことだそうだ。
この動きには坐骨だけをこう使うとか、左の騎座をこう使うとかいろいろな使い方があるのかな。
自分の体の使い方が分からないといけないし、自分の体の今の瞬間に馬体にどう作用しているか分かってないといけないし、馬体のバランスにも敏感でいないといけない。
でも、一番大事なのは馬の気持ちだけど。
馬は乗り物じゃない。かけがえのない命を宿した生き物。嬉しい悲しいとか感情のある生き物。
馬が気持ちよくいられる騎乗を目指したい。
技術を追及しすぎて本当に大事なことを忘れたらいけないな。