リアル・ライディング は乗馬のバイブル!
リアル・ライディングという本は、ハウツー本ではない。
馬と真剣に向き合っていこうという人が読んだら目からウロコが出ると思う。
この本を読んで、自分の馬への無知・無理解を深く恥じた。無知ゆえに無自覚のうちに馬に苦痛を与えたり負担をかけたりしていたと気づいた。
この本を読んでから、私の意識改革が始まった。
先ずは、徹底的に意識を前向きに保つ事。
どんな事も多角的に俯瞰的に分析して、いかなる時も感情的にならずに冷静沈着でありながら、肯定的に物事を捉える様に意識する様にした。
馬が思い通りに動かないからといって、上手くいかない原因を馬のせいにしたり馬に不満をぶつけたりするのは品位にかける。
いかなる時も冷静沈着でありながらも馬への愛情を常に持っていてこそ馬に乗る資格があると自分を戒める。
自分の理想を追求するあまりに馬への配慮が疎かになってしまっている時がある!猛省!
馬への配慮を第一優先に騎乗する様にいつも心がけている。
具体的には、背中と腰に負担をかけないようにする事、拳を能動的に使わずよけいな負荷をかけない、体を動かしにくそうな所を見つけてほぐすという事だ。
この試みを実施するようになってから、馬が機嫌よく前向きに動いてくれる様になった。
やっぱり能動的に何かをしようとすると失敗するやうな気がする。
馬の体や動きを先ずはよく観察して、ウォーミングアップで硬さを取り、馬の体や心をほぐしてあげればけっこううまくいく気がする。
馬に能動的に働きかけるというよりも、動きやすい状態を用意してあげる方が絶対いいみたいだ。
馬の視点で物事を捉えるのもすごく大事なんだと分かった。