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がんばらなくても幸せになれる

がんばらずに幸せになれるノウハウをシェアします

乗馬 上達の鍵

まろ君とはかれこれ3年の付き合いだ。

まろ君は競馬を引退してから我がクラブにやってきた。

我がクラブでは新馬調教という制度があり、いきなりクラブの馬として働く前に、メンバーの人達だけでお世話や騎乗をして、クラブの馬として慣れていくのである。

その新馬調教でまろ君と私は出会った。

まろ君を初めて見た時、人間の幼い子供の様な感じがした。角砂糖をあげたらじぃと私の顔を見つめてくるくりくりとした透きとおった無邪気な眼がとてもとてもかわいらしかった。

まろ君は感情表現がとても豊かで、怒った顔、興味津々な顔、おねだりの顔、びっくりした顔、いろんないろんな顔を見せてくれて、感情を伝えてくれる。まろ君の全ての顔が愛おしい。

まろ君はとても背中や口が敏感で、脚の使い方にもうるさい。軽速歩でまろ君の背に強く当たると嫌がるし、拳も柔らかく、脚も拍車が先行して当たらない様に乗ってあげないといけない。

けれど、私の技術はまだまだ稚拙な為まろ君の気にいる乗り方が全く出来ない。なので、他の人が乗ったらサクサク動くのに私が乗った時だけ銅像の様に固まって動かない。拍車も当たっているのに、キックもしても鞭を使っても全く動かないという状態だった。私が騎乗した時だけそんな具合で、確たる理由も分からず辛かった。

まろ君的には扶助の意味はわかっているが、動きたくなかったのだろう。

動きたくない理由は、私に甘えているのもあるし、私の技術が稚拙な事もあるし、私が鬼気迫る必死さを出してないのもあるかもしれない。

まろ君には納得して気持ちよく動いてもらえる様になりたい。そのために研究と試行錯誤を絶やさぬつもりだ。乗馬にもPDCAが必要だ。限られたレッスン時間のうちでいかにPDCAを回していくかが上達の鍵だ。

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