ひとりを楽しむ ひとりを味わう
若い時は、ひとりでいる事をとても寂しく恥ずかしく思っていた。
ひとりでいる時に、みんなが仲間と楽しそうに談笑してたら、自分だけが異次元の世界にいるみたいな感じがしていた。
子供の頃から、人と話すのが苦手だった。
何を話したらいいのかが分からなかった。
大人になって営業用の笑顔で挨拶はできるし、当たり障りのない話ができるようになった。
今では誰とでも臆せずに世間話程度ならできるようになった。
でも、やっぱり自分が信頼できる気が許せる友達というとほぼいないといってよい。
自分が考えてることって大抵誰にも分からないだろう。
世の中の同年代の人たちとはほぼ話が合わない。
大人になって、ひとりが好きになった。今はひとりでいることが気楽で心地よい。
誰にも気を使わなくてよいし、自分のペースで生きられる。そして、自分としっかりと向き合うことができる。自分の弱さ、愚かさがよく分かる。
自分が何が好きで何がしたいか、自分と向き合う事でしかわからない。
誰かと思い出を分かち合うのも素敵だけど、ひとりの時間を楽しみ味わう事もとても有意義なこと。
ひとりの時間を楽しむことが出来たらどこで生きてても楽しい。
自分を自分の友として、ひとりの時間を味わい、思う存分に自分の世界を旅したい。