駈歩発進する方法

駈歩発進なぜ出来ないか？

脚の合図を馬が分かっていないから。

脚を使う→発進 の脚扶助が伝わってなくて、部班レッスンでは、前の馬について行っているだけだから。

改善策としては、

☆常歩の歩度を伸ばす為に脚を使った時の反応を確認する。自分の腰が思いっきり揺れるぐらいの常歩が理想。反応がなければ、長鞭や舌鼓を使うか脚で軽打する。反応があれば直ちに解除。なければ強くする。扶助は反応がなければする、あればやめるを明確に馬に示す事を注意しなければならない。

ただし、注意しなければならないのはいきなり強い扶助を出さないこと。

馬がびっくりするし、かわいそうだから。

小さい扶助にどれだけ反応するかまずは試してから

対策を講じること。

また、意味もなくだらたらと中途半端に指示を出しすのも馬には扶助の意味が伝わらない。

☆速歩でも常歩同様に速歩発進の脚の扶助にどれだけ反応があるか確認する。反応がある時ない時の対処法は常歩と同じ。馬に脚が軽く触れただけで簡単に発進するぐらいに反応してたら駈歩発進は簡単。

つまり駈歩発進が出来る前進騎勢を引き出せるかどうかで駈歩発進が出来るかが決まる。

前進騎勢を引き出すのは、いかにして脚扶助を有効なものにするかが大事。

脚扶助を有効にするには、最初に使う脚扶助への馬の反応がどの程度か見極める判断力が必要。

脚扶助を有効にするには、きちんとした基本姿勢で鐙と膝を支点にした動かない脚による明確な扶助が必要。駈歩発進に必要な馬の反応が分かるには、脚が軽く触れただけで速歩発進出来る感度、駈歩発進する感度になっているかに意識を向けて絶えず確認する事が必要。

指導員が言っていた。

脚の扶助を最初に有効なものにして脚に馬が注目するようにしたおけば、あとは軽い扶助で動かせると。

脚扶助を有効にするには、やっぱり基本姿勢が大事。

だから、駈歩発進のコツは究極的には基本姿勢をマスターする事が大事ということになる。