駈歩発進 詳細解説

☆停止→常歩→活発な常歩

  脚扶助を出した時の馬の反応を確認

 だらたらとした常歩ならもう一度脚扶助を出す

 馬が期待した反応をしたならそのまま

 しないなら、舌鼓と長鞭使用

 これでも反応しないなら軽打

 しばらく常歩を続ける 。 手綱は長くして馬の首と背中を伸ばさせてリラックスさせる。

馬が活発に動いてハミが重たくなって来たところで手綱を徐々に短く持って行く。

小指から徐々に握って馬の眼の膨らみが少し見えるぐらいに内方姿勢をさせる。この時、馬がハミを受け入れずに首を上げたりする様なら、真っ直ぐにして両脚で馬を前に出してから、リトライする。外方も同様に試してもよい。そうこうしてハミを受け入れながら前進騎勢がある常歩が出来れば準備はほぼ完了。

脚がぶれずに使えているか、鐙の踏み方と膝の当て方や位置をチェック。

手綱は引っ張ったり握りしめてないかチェック。

馬が脚扶助にきちんと反応しているかシビアにチェック。

常歩を作るのは難しい。

常歩の出来栄えが後々の全ての動きを左右する。

常歩には全ての要素が含まれている。

常歩が完璧なら、駈歩発進は簡単に出来るだろう。

次回は速歩から駈歩発進を詳しく解説する予定です。