思い通りになることイコール幸せではない

世の中には他人を傷つけたり陥れて喜んでいる人がいる。

そんな信じられない邪悪な人が、私利私欲から会社を思い通りに私物化して、他の人たちを支配し管理して、他人の基本的人権をも奪って、他人を搾取している様なことが私の会社では起こっている。

良心・良識がある人が陥れられ窮地に追い込まれる。

そんな状況に「この世に神は存在するのか」疑いたくなる。

良心を持って真面目に生きる人生が報われることがない様に思えてくる。

でも、冷静に邪悪な人を観察し分かったことがある。

他人を陥れて自分の思い通りにすることができても、決して幸せにはなれないということだ。

どんなに収入があり、社内の地位が高く、社内の人や物を思い通りに操ることが出来ても、邪悪な人の心は常にビクビクしていて、誰をも信じることが出来ず、妬みや僻みが渦巻いている。安らかで満たされた境地に至ることはない。

最悪な状況でも感謝すべきことがある。

私はこの最悪な状況の中で、本当の幸せについての真理を学ぶことが出来た。

欲しいものすべてを手に入れ、他人を支配しても幸せにはなれないことを知った。

他人を支配しようとしても、それは表面的に支配しているだけだ。

他人の心までも支配することはできない。

人の心は自由だからだ。

本当の幸せは、自分に与えられたものが少ししかなくても、今あるものに感謝して、愛を持って生きること、そして自分の見識を高めて行くことにある。

物事の本質を見極める判断力と洞察力は逆境の中でこそ磨かれる。

私はこの困難の中で怒りに心をとらわれない様にして、確かな判断力を高める試練として逆境を受け止め、人間としての修練を積んで行こうと思っている。

逆境をどう受け止めるかで人生は変わる。

たった一度の大切な人生を愛を持って生きよう。

蓮は泥の中から美しい花を咲かせる。

私もいつか蓮のように、美しい自分の花を咲かせたい。