生きてきてよかったと心から思える時が必ずくる
本当に八方塞がりで、誰もが無関心で、一人ぼっちで、どんなに頑張っても状況は変わらず、何の希望もないような暗闇の人生を歩まねばならないとき。
この苦しさは永遠に続くのかと思えるとき。
どんな心持ちで何を頼りにして生きていけばいいだろうか。
この世に神様は存在しないと思うとき、何を信じていけばいいだろうか。
希望のない場所で生きていかなければならないとき、私は少しだけ顔をあげてみる。空の色がどんな色かふぅと息を吐きながら眺めてみる。
遠くの空に太陽が沈んでいこうとしている。風の音が聞こえる。
ベランダでは猫が気持ちよさそうにコロコロしている。
そんな景色をぼーっと見ていたら少しだけ心と体の緊張がほぐれる。
私の心を和ませてくれるのはいつも空や猫や愛馬だ。
動物は人間のように邪心がない。動物は何かを私利私欲から傷つけたりしない。
ただただ純粋に今を生きている。
私も動物のように無心に今を生きたい。
でも、悪意に満ちた心で他人を故意に傷つける人がいる。
そんな時は心を冷静に保つことが難しい。
一矢報いてやりたい気持ちになるが、どんな時も冷静に理性を失わないように、自分との戦いだ。
諸行無常という言葉がある。
全てのことは移り変わるという真理だ。人の心も人を取り巻く環境も全ては移ろいゆく。ゆえに、今がどんなに最悪の状況でも永遠に続くことは絶対にないということだ。
だから、今がどんなに辛くても永遠に続くことは絶対にないことを心にとめて、いつか生きてきてよかったと思える日が絶対に来ることを信じて、正しい心で心の清らかさを守りながら生きよう。
これまでの人生もその時は絶望的に思えた状況にあっても、何とか乗り越えて生きてこられた。苦難が私を賢く強くしてくれた。
乗り越えられない試練は与えられない。
今ある試練は私を必ずもっと強く賢くしてくれる。
神様に堂々と私の生き様を見せられるように、心の優しさと清らかさを守りながら、困難をねじ伏せて、苦境を乗り越えて行きたい。
森のレストラン