中級馬場 まろ君と 人馬ともにいかに力を抜いてリラックス出来るかが鍵
今日はまろ君と3レッスン参加。
常歩レッスン・初級馬場・中級馬場。
本日のテーマ
- いかに人馬ともに力を抜いてリラックス出来るか
- まろ君の感情を感じられるか
- 拳を能動的に使う事によってハミを受けさせることはしない
以上3点を意識する事にした。
いつもまろ君に顎を譲ってリラックスしてもらおうと意気込むあまり、自分の意識がハミだけに集中してしまい、まろ君の感情を汲み取り、まろ君の状況に応じた適切な扶助を適時行うことが全く出来ていなかった。視野は狭くなり、姿勢も崩れて、背筋が全然使えていない状態になっていた。
そのため、本日は上記3点に注意して騎乗した。
結果的には3レッスン中2レッスンが、現時点では満足のいく結果になった。
これはまだ朧げな確信だが、まろ君がすんなりと顎を譲ってくれる前兆として、ハミにのってくる瞬間がある。その瞬間が来るまで、どんなプロセスを経たらよいのかまだ明確になっていない。ただ、しっかりと後肢が踏み込んで来る常歩にするのは必須条件だ。しっかりと後肢が踏み込んでいる気がしても、ハミに乗ってこない時間があるので、どんな場合にハミに乗って来るのか今後研究したい。
とにかく、今日は拳を乱暴に能動的に使用する事によって強引に顎を譲らせるような事にならないように注意する。
その為には自分の体の動きに気づかないといけない。無意識のうちにまろ君に嫌な思いをさせるような扶助をしないように体に意識を向ける。
今日、自分の体に意識を向けて分かった事がある。
- 拳が瞬間的に動いている 強く握ったり引っ張ったりしてしまっている
- 内腿でまろ君を挟んでしまっている
- 鐙の踏み方が無意識に甘くなる
という、困った状態になっている。すぐに基本姿勢が崩れている。
ここで一つ重要な注意点。
自分の体に意識が向くあまり、馬の感情を汲み取るための意識が馬に向かなくなっていないか。
意識は自分と馬と周囲の状況とにうまく分散させなければならないと悟った。
自分の体の状態に意識の全部を向けると馬の状態が分からなくなるし感じられなくなる。馬の状態ばかりに気を取られると自分の態勢の乱れに気づかなくなる。
意識の配分を上手にすることがうまく騎乗するコツだという事がわかった。
乗馬の上達の要諦はいかに自分の態勢の乱れを把握し、馬の状態を詳細に感じてあげられるかだ。
その為には局所的な集中ではなく、全般的に意識の集中を分散させる必要がある。
なぜ意識が重要かというと、問題点を自分で瞬時に改善して行く為だ。先生に指摘されてから気づいていたのでは遅い。とても難しいけど。
自分で問題点を感じて改善できれば馬にしんどい思いをさせずに済む。
いかに己を知るかが重要だ。
今日は最初の常歩で首のストレッチを随分と行ったせいか、顎を譲ってくれやすかった。
晴天